第49回 2012年9月
新涼や今朝も寝床にすべり込み 沙苗
新涼や足もと冷やす夕の風 正平
新涼や過ぎゆく夏を惜しみけり 菜摘
新涼や気付けば止みし蝉しぐれ 昌士
新涼や虫すだきたる月夜かな 三佳
新涼や冷房消して窓開ける 瑞貴
(以下。E&Gよりほかに10句ありましたが紙面上残念ながら割愛)
がまずみや縄文あかしいのがしら 五郎
新涼や遠ざかるもの見つめをり 露徒
遠ざかりゆくもの、それは過ぎし夏のあの記憶であったかもしれない。新涼にひたりながら作者は凝視している。
秀句三選
入選七句
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