1月17日 1313号ヘッドラインニュース
オーニング特集
- 金額41.8億円 前年比36%増
平成23年のオーニング市場は、41億8000万円で対前年比36%増と驚異的な伸びを見せた。2年続いての酷暑、オーニングという価値商品の浸透、節電対策での対応など様々な要因が絡み合って伸長した。水平アーム型の市場は台数ベースで7%増の2万1000台、金額面では約29億円で対前年比20%強となった。総台数は6万6700台で、こちらも36%の伸長。その牽引役は紐などで簡単に固定できるタイプの簡易型。低価格商品だが量的には30000台に上昇、価格面でも6億円規模に急上昇した。
- 活動が市場に繋がりだした--日本オーニング協会
日本オーニング協会は、基本方針を「環境、ECOに対する官公庁、団体へのPR(~環境省エコプロジェクト)」を当面の大きな活動と位置付け、節電が社会的な課題となっている現状の中で、オーニングが住宅のECO商品としていかに大きな役割を持つかをねばり強くPRしてゆく。
- 市場急伸の中でやるべきことは
ヨーロッパ先進国の20%に/快適生活の為の必需品/それは誰の持ち分か?
- 平成23年新製品動向
テンパルのエコバージョンオーニング「すずし~の」は、クランクハンドルの手動限定製品。「まどかぜ」は、マンションや戸建てのテラス戸、サッシ枠(引き違い)に取り付ける簡易タイプ。三共商事の「マルキルルックス990」は、楕円形のスタイリッシュなデザインカセットが特徴の住宅用オーニング。YKK APが、節電対応商品として出した日除け材が「アウターシェード」。アルミボックス収納型の簡易スクリーン・オーニング。タカショーは、壁付のウォールオーニングシリーズに角度を15度から最大45度まで可変できる「スリムオーニング」の品揃えを果たした。
- 業界動向--パブリックエクステリア
パブリックエクステリアの主役、公共フェンスは、平成22年度、329億円で対前年8・5%の減少であった。ただ、東日本大震災以降、復旧での市場が動き平成23年度は、2~3%増の結果となる見込みだ。
- 業界動向--化粧ブロック等コンクリート系
化粧ブロックの全体市場は、東日本大震災の影響もあって対前年比で3%増の205億円となった模様。1~12月の暦年では3%前後、205億円程度となる見込み。ただ、震災復旧の影響では、一部大型(900サイズ)の出荷が際立ったが、量的にはスタンダードが中心と見られ、対応の早かったエスビックや福島シービー等の地場メーカーに需要が集中している。
- 四国化成工業 第18回施工作品コンテスト
四国化成工業は、第18回施工作品コンテストの審査結果を発表。全国から1564点の応募があり、この内、地区審査を通過した作品の中から各部門の最優秀賞、優秀賞、全国入選など計48点の作品を決定した。“シコク大賞”に関しては、審査委員の“該当する作品が無かった”という意見によって、見送られた。最優秀賞は、住宅部門:プラン・リーブル、景観部門:ATビジネス、内装材部門:松浪光倫建築計画室、外装材・舗装材部門:平岡建築デザイン、特注品・オーダー部門:筑豊金網工業。
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