1月3日 1312号ヘッドラインニュース
- 新春記者座談会
住宅エクステリア23年度予測6%増/復旧効果は住宅エクステリア100億円/公共の復興に見る課題/専門店時代への加速に期待/「エクステリア」という概念を/“絆”を深める外部空間/プロから伝えなければならない
- 全国エクステリア工業会出荷統計10・8%増と好推移--住宅用門扉・フェンス
平成23年度上期の全国エクステリア工業会の住宅用門扉・フェンスの出荷統計は、門扉127億4700万円で対前年同期比3.3%増、フェンス254億8300万円で同15%増、合計382億3000万円で10.8%増となった。
- 電気自動車普及はチャンス--カーポート
カーポートの昨年上半期需要は、約179億円、前年比2.9%増で推移。一戸建新設住宅の好調さに支えられたのが要因。下半期のすべり出しも良く、金額ベースで、年間300億円をこえるのは確実と見られている。
- アフターセット市場の花形--エクステリアリビング
ガーデンルームは堅調な伸びを続けているが、ガーデンファニチャーなどの関連商品のヒットに、火がつかない。この分野は、エクステリアのプラン上でも、ライフスタイルに根ざした重要な位置を占めており、専門店の成長路線においても、局面を左右するキーワードである。
- テラスは堅調に推移--バルコニー・テラス
テラスの上半期市場は、震災直後の4月、5月の2カ月間は対前年比で減少したものの、その後、増加に転じている。バルコニーは、長期低落傾向が止まらず、対応に決め手を欠いている。
- 市場は10%台の伸び--物置
物置市場は、昨年対比で10数年ぶりにプラスに転じようとしている。新築着工戸数が回復しても、それに連動することなくマイナス成長で推移していたが、その潮目が変った。有力メーカーが加入する工業会の出荷統計が10%台のプラスで推移している。東北・関東エリアでの需要の伸びが顕著なことから、節電の波及効果と分析している。
- 市場は踊り場局面--ポスト
スト市場は拡大の一途を辿ってきたが、昨年9月以降、新築戸建着工戸数が前年比でマイナスに転じたことから、今年は数量ベースでの減少が予測される。価格面でも、売れ筋ポストの単価は低下傾向にあり、市場は一段と厳しくなりそうだ。
- 参入メーカーは増加--表札
表札分野は、ガラス素材の登場によって、多くのメーカーが参入してきた。市場30億円規模にしては、明らかに多過ぎるメーカー群をかかえている。専業メーカーの出現で、一度まとめられた業界が、再分裂したかのような状況になっているが、受注後、文字をデザインするというハンドメイドの部分が、それを可能にしている。
- エクステリア照明5%程の伸び
エクステリア照明の住宅使用市場について、全国エクステリア工業会出荷統計によると、平成22年度は対前年比7.8%の伸びを見せている。平成23年度の4月~11月の8ヶ月では5.6%の伸びをみせている。このままの伸び率で推計すれば11億円程度の売り上げになる。
- 3分野の住宅市場44億円--ウォーターシステム
ウォーターシステム3分野(化粧立水栓、雨水貯留タンク、自動灌水)の住宅市場はトータルで約44億円と推計。化粧立水栓は23億円(9.5%増)、雨水貯留タンク7.3億円(35%増)、自動灌水は11億円(3.8%増)と、それぞれの分野で大幅な伸びを見せている。
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