2月23日 1237号ヘッドラインニュース
- カーポート特集
- 総台数27万6000台(対前年比10.8%減)金額市場289億円(対前年10.6%減)
平成21年の出荷台数は、大方の予想通り、昨年比10.8%減となり、総台数27万6000台で30万台を割り込む結果となった。機種別の動きでは、構成比を上げたのは片流れ屋根付、両支え折板屋根、上吊り両支えで、片流れ屋根無し、両支えプラスチック屋根、上吊り片流れは下げた。
- 片流れ屋根付21万台10.2%減、構成比76%
片流れ屋根付は、台数で約21万台となり、対前年比は10.2%減。金額は184億6000万円で同10%減となった。トップは、昨年同様、東洋エクステリアで台数の推定シェアは27.6%、続いてトステムの21.5%、三協立山アルミの20%、YKKグループの19%と続く。
- 片流れ屋根無し6200台対前年比22%減
平成21年の片流れ屋根無しの市場は台数では、6160台で対前年比22%減、金額では、約3億7000万円で同21.3%減となった。上位三社は東洋エクステリア、YKK AP、トステム、三社合計のシェアで84%。また、総台数における全体比は2.2%。
- 両支え5万6300台で10.3%減
両支えプラ屋根仕様と折板屋根仕様を合算して得た両支えカーポートの総台数は、5万6300台で、対前年比10.3%減と全体の減少とほぼ同じ減少率となった。その内、プラスチック屋根仕様は、2万7075台で16.8%減、折板屋根仕様は6.8%減。
- 複数駐車用は4.4%減2.4万台
複数駐車対応商品(ワイド型)では、2台対応が約2万1200台、3台対応が2800台で、合計2万4000台となり対前年比は4.4%減。
- 上吊り総台数4330台で12.7%減
上吊りは下降の一途を辿っている。13年前の平成8年の5万7000台市場から平成21年は4330台で、対前年比は12.7%減となった。シェアは、三協立山42%、四国化成30%、東洋エクステリア18.5%。
- 折板屋根仕様2万8000台で7%減
折板屋根仕様のカーポートの総台数は約2万8000台で対前年比6・8%減。昨年同様、YKKグループと三協立山の2社が高いシェア。金額では38億1000万円で同6.8%減。
- 積雪対応は2万8550台、1.6%減
積雪対応片流れの場合は、各社50㎝対応にシフト、数量は2550台、両支えは100㎝対応にシフト、数量は2万6000台、合算すると2万8550台となり、積雪対応商品としては1.6%減。
- ニューモデル--積雪対応は200㎝、3台用100㎝時代に
新製品の特徴は、①先鋭的なデザイン路線:四国化成の「マイポートneo」は業界初の1本柱。トステムは建築家デザインの「IORI」②積雪対応強化:アルミ製が積雪200㎝時代に入ったこと。3台用も100㎝時代となった③空間システム対応④屋根勾配の拡充⑤見積もりしやすさの工夫等があげられる。
- 北海道--鋼製カーポート・ガレージ市場は約23億円
北海道の鋼製カーポートの市場はトータルで1250台前後(対前年比96%)。売り上げでは約5億円、低価格化が進んだこともあって、台数以上の落ち幅になっている。ガレージ市場は約18億円(同90%)、合わせて23億円程度と推計される。
先週のヘッドラインニュース
今月のヘッドラインニュース