1月6日 1437号ヘッドラインニュース
- オーニング特集
平成26年のオーニング実績は、簡易型が台数で牽引したものの金額面での貢献度の高かったロールオーニングが伸び悩み金額ベースで0.7%増の48億2000万円となった。窓用やプロップバータイプなどの中間商品も減少した。一方、パーゴラタイプは倍増する等、総体的にオーニングに対する認知は広がってきていることは確かで、住宅回りは着実にファブリックに向かっていると感じる。
- 平成26年48億2000万円で前年比0.7%増
平成26年の実績は台数で約11万1400台となり10.5%増加した。ただ、伸びを見せたのは低価格の簡易スクリーンタイプ。主力のロールオーニングが台数で8%前後減少したことが大きい。また、窓用、プロップ型もふるわなかった。金額ベースでは48億2000万円となり、0.7%の増加に留まった。
- 簡易型順調8万台ベース11.7%増
主役の水平アーム式ロールオーニングは1万7800台と前年比5%程下降した。それと連動するように窓用も20%程ダウン、プロップも18%前後減少した。ただ、スクリーンタイプの簡易型は10%程度上昇、8万台の域に達した。また、両支えのパーゴラ風オーニングは、台数を倍増させ、1000台にあと一歩というところに来ている。
- JAA動向
日本オーニング協会は、平成26年のロールオーニングの出荷台数が1万6719台で対前年同期比1.3%増で推移したことを明らかにした。同分野での全体数字は5%減であったものの、協会インサイダー(5社)の数字は伸長した。一方、26年は電動台数は4260本となり対前年比7.9%ダウンした。電動率は25.5%と当面の目標値30%から遠のいた。
- コンクリート系エクステリア
平成25年度のコンクリート系エクステリア商品の総市場は推定830億円で前年度比3.5%増であった。うち化粧ブロックとコンクリート系舗装材を合わせると750億円で用途別市場の90%を占める。塀材は今後の住宅着工の行方を考えると飛躍的な動きは考えにくい。
- 金属製公共エクステリア
平成25年度の金属製公共エクステリアの総市場は推計1185億円で対前年度比5.2%増であった。フェンスは380億円で6.4%増、グレーチングは255億円で2%増に留まった。伸び率の高かった分野は、順にサイクルラック、ダストボックス、ウッドデッキで、いずれも二ケタ増、次いで歩行補助手摺、渡り鋼板、サイクルポートで7~8%増、車止めは微増、シェルター、カーポートは微減であった。
- コルゲートラインブロック--蛇の目ブロック
蛇の目ブロックは、コルゲートラインの400サイズ化粧ブロック「リネア(LINEA)」を発売した。イタリアのルネッサンス様式にヒントを得て、丸、三角、四角で構成しながら、数学的比例の組み合わせで構築した他、工学的なアプローチにより単純な整数比のグリットをもとに繰り返される細長くのびた線模様を表わす。
- 全国EX工業会H26年11月出荷統計
全国エクステリア工業会の11月出荷統計は総計173億5000万円で、対前年同月比9.6%減となった。 内訳けは、ガーデンエクステリア133億400万円で同9.1%減、テラス25億2700万円で同14%減、両者を合わせた住宅エクステリアは158億3100万円で同10%減となった。パブリックエクステリアは15億1800万円で6.1%減であった。
- 「カタラボ」参加企業350社1850冊に
日本建材・住宅設備産業協会建産協の電子カタログのポータルサイト「カタらボ」は。昨年11月時点で348社、掲載カタログ数は1849冊、掲載総ページ数は約21万2000頁という住設建材カタログ関連では国内最大級のサイトに成長してきている。エクステリア関連のカタログは141冊で、全体の7・6%にすぎない。しかも大手金物メーカーカタログがメインとなっている。
- 富山ショウルームリニューアルオープン--三協アルミ社
三協アルミ社は、11月28日、富山市荒川の「富山ショウルーム」をリニューアル、12月6日~7日の2日間、リニューアルオープンフェアを開催した。同ショールームは、家一軒をイメージできる商品展示や各種イベント開催も可能な多目的スペースが特徴。開口部関連、インテリア建材、エクステリア等、約180点を展示。
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