7月22日 1417号ヘッドラインニュース
金属系パブリックエクステリア特集
- 25年度総市場379.4億円、対前年度6.7%増
平成25年度の公共フェンス市場は、379億4000万円で昨年とはほぼ同様の前年度比6.7%の増加となった。これで同分野は3年連続の上昇。分野別の動きを見ると、最も上昇を見せたのはネットフェンスで前年度比約15%増、主力のメッシュフェンスも約9%増で全体を押し上げた。
- 公共フェンス分野別動向
平成25年度の分野別シェアは、メッシュが188億円で対前年度比9.2%増、分野比49.5%と前年より1.2ポイントアップ。ネットは今期14.7%増で113億4000万円となり再び100億円台に浮上した。シェアは29.9%で2.4ポイント上昇した。目隠し・防音フェンスは35億円で14.8%前年度よりも下降した。パイプ系はスチール23億3000万円で前年度比5.7%減少し、アルミ形材製は17億5000万円で1.2%増の微増。この分野は合わせて40億8000万円となり3.5%減となった。シェアは目隠し・防音が9.2%で2.4ポイント下降、アルミ形材・スチールパイプは10.8%で1.1ポイント下降した。
- 関連商品動向
公共フェンス以外の主な公共エクステリア(コンクリート系を除く)をチェックしてみた。総トータルは約800億円となり、対前年度比3.6%増となった。横ばい基調であったのは、シェルターと施設用カーポート。他の分野は昨年度より上昇した。中でも、サイクルポート、それにともなうサイクルラックは、8~10%程度のアップで、歩行補助手摺りも高齢者社会の要請を受けて好推移を見せた模様。
- 斬新な横スリットブロック--久保田セメント工業
久保田セメント工業は、化粧ブロックの新製品「シルエットライン」、舗装材「ストーンパーク」、縁石(セメント製品)「ナチュラルエッジ」を発売した。「シルエットライン」は、これまでになかった風と光を通す新デザインブロック。「ストーンパーク」は2丁掛けサイズの中央にラインを入れ、ピンコロデザインとなるようにした天然石風コンクリート舗装材。
- 犬と住まいる協会説明会
犬と住まいる協会は、7月15日に東京・ユニマット青山ビルで設立及び説明会を開催した。同協会は、犬の習性、法律、管理等の知識を持ち、かつ、住まいに関する建築、インテリア、エクステリア等全般的な知識も備えた専門家の育成をおこなっていこうとするもの。
- ハンギング専用ミストキット--グローベン
グローベンは、お庭番PRO(プロ)シリーズの「ハンギング専用ミストキット」を発売。同製品は、狭い場所でも、花を楽しむことができるハンギングバスケット専用の自動散水キット。散水方式は、花に優しいミスト散水。簡単操作のタイマーを使用すれば毎日の水やりや、旅行のときも安心。
- 400サイズブロックと笠木--マツオCo.
マツオコーポレーションは、400サイズ化粧ブロック「ファブロック・エコ」をリニューアル発売、同時にブロック笠木「スリムキャップS」(関西地区限定販売)を発売した。
- ブロック組積技能講習会
中京エクステリア協会主催、太陽セメント工業中部営業所後援の「ブロック組積技能講習会」が、7月12日、春日井市内で行われた。実技(講師‥大阪府ブロック建築技能士会・道前嘉也会長)・学科(講師‥太陽セメント工業・高橋和雄常務)の二部構成で実施。
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