9月24日 1383号ヘッドラインニュース
リビング系エクステリア特集
- 総市場694億円、前年度比4.5%増
平成24年度のリビング系エクステリアの市場は、694億円で前年度比4.5%増となった。一戸建て着工数の推移が、半期のタイムラグを考えて23年度下期が対前年比2.7%減、24年度上期が0.1%増の横ばいであったことを考えると、アフターセット市場として市場を支えていることが解る。
- 総市場323.7億円、2.9%増--テラス・テラス囲い
平成24年度のテラス・テラス囲いの総市場は、323億7000万円で対前年度比2.9%増となった。内訳けはテラス240億3000万円で4%増、テラス囲いは83億4000万円でほぼ横ばい。テラスについてはYKK APが上昇、他社は横ばい基調のところが多かった。テラス囲いでは、昨年の数字からは横ばいとなったが、大手各社は伸ばした模様。
- 41.6億円、7.8%増--ガーデンルーム・コンサバトリー
今や完全に市場を喪失したサンルーム(居室対応)にかわって、ガーデンルームの台頭が顕著だ。平成24年度の市場はコンサバトリー約2億円を合わせて41億6000万円、対前年度比7.8%増となった。もちろん、圧倒的強さを持つのは、LIXILで、そのシェアは77%。これは、同社の合併企業の一社、TOEXの努力のつみ重ねによるものだ。
- バルコニー 91.2億円市場、1.7%減
平成24年度のバルコニー市場は、91億2000万円で対前年度比1.7%減となった。分野構成比は13.1%。全体市場は徐々に下降しているのは衆知の事実だが、全体でのウェイトはまだ高い。老朽化したバルコニーへの対応こそがポイントと見るのだが。
- デッキ市場168億円、9%増
住宅用ウッドデッキ関連(木製・木調)の平成24年度総市場は、168億円で対前年度比9%増となった。内訳けは、人工木(木粉入り樹脂製)144億4000万円、天然木23億7000万円となり、人工木は13.5%増、天然木は約12%減となっている。人工木と天然木の比率は、6対1。
- 住宅用39.4億円16%増--オーニング
平成24年度の住宅用オーニングの市場は、39億4000万円で対前年度比約16%増と急伸した。伸長理由は、前年度同様、酷暑の影響が大きいが、簡易型を中心としたキャンバス対応のオーニングの伸びによるもの。店舗用は、約11億円。住宅用分を合算させると50.5億円となり、全体では12%の増加となっている。
- 30億円市場で横ばい--ガーデンファニチャー
総市場30億円の内の住宅用は約8億円で約25%。住宅向けが伸びてきたとはいえ、まだ、ホテル、レストラン等のコントラクトのシェアが75%を占める。住宅向けのガーデンファニチャーの市場拡大はベンチ等の様に、もっとラフな物が合いそうだ。物が置ける。
- ユニソン フォトコンテスト
ユニソン・ユニソン西日本は、「ユニソン、地球はガーデン。フォトコンテスト2013」の審査結果を発表した。応募総数946点の中から、ゴールド賞2作品、シルバー賞4作品、ブロンズ賞11作品、特別賞4作品の計21作品が受賞。ゴールド賞を受賞したのは、ファサードガーデン部門の江川組 JINEN GARDEN、プライベートガーデン部門の社本綜合建設。
- 中京エクステリア協会全体会議
中京エクステリア協会は、9月20日、名古屋市内で、全体会議を開催。初の試みとして、「これからのエクステリア業界の展望と未来」をテーマに、メーカー・問屋・専門店が参加するパネルディスカッションを実施。それぞれの立場から、提案や本音を述べてもらい、課題の解決に協力して対処し、発展のキーワードを共有するのが狙い。出席者は75人。
- 米産樹脂物置--ジー・スタイルCo.
ジー・スタイルコーポレーションは、アメリカのライフタイム社の樹脂物置“アクティブ・シェッド”を輸入、拡販にむけて販売代理店を募集している。アクティブシェッドは、奥行1370㍉×間口2130㍉と奥行・間口とも2130㍉の2タイプ。屋根に明かりとり用のスカイライト(ポリカ製)、壁は二重構造で鉄板補強付き。
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