1月15日 1354号ヘッドラインニュース
オーニング特集
- 金額44.9億円で前年比7.4%増
平成24年のオーニング市場は、44億9000万円で対前年同期比7.4%増となった。昨年は前年比36%増と驚異的増加を示したが、24年は、簡易型が倍増と異常な伸びを続けたものの他の分野ではやや停滞し、2ケタ伸びとはいかなかった。ただ、台数ベースでは9万4250台と、10万台まであと一息というところまできている。
- 住宅用がシェア70%に
主力のロールオーニング(水平アーム式)は、1万8400台、全ベースでは、26億6000万円となり、残念ながら6%減となった。その他の分野では、窓用が1億7000万円で26%減、プロップ式3億円で6%減と簡易型を除く分野は昨年割れとなった。
- 専業御三家は
オーニングの専業有力企業には、テンパル、三共商事、タカノの3社があげられる。トップ企業はテンパルで、店舗、施設等をメインとした総合力を持つ。三共商事は、ドイツでは最有力のシュミッツ社の“マルキルックス”ブランドを代行する業界でも古参の企業。タカノは、動くエクステリア商品、“ムービングエクステリア”を謳い文句にしたエクステリアルート対応企業、住宅分野へ力点を置く。
- 総合メーカーの動き
アルミ系エクステリアメーカーの御三家といえるのが、LIXIL、YKKAP、三協立山の3社。いずれもオーニングを住宅エクステリアの一つとして対応している。IXILは平成25年度の新商品としてオーニングへの力点を宣言しており、その発売が待たれる。また、ガーデン資材を中心としたタカショーもこの分野には一定の品揃えを図っており、特に簡易型ではトップクラスの位置にある。
- エコの尖兵を徹底PR――日本オーニング協会
日本オーニング協会は、今年の活動の方針を、エコハウスの実証調査に基づいて設置効果をより明確に示して行くことに取り組む一方で、各地の展示会により積極的に出展、認知向上に最大の力点を置くことを明らかにしている。引き続きエコプロジェクトの継続、展示会出展等を通じて官公庁、団体へのPR、一般施主への啓蒙を粘り強く行って行くことで市場拡大を目指す。
- 金属製公共エクステリア
平成23年度の金属系公共エクステリアは、フェンス分野で333億5000万円となり、対前年度比1.3%増と4年ぶりの増加となった。この他、駐輪関連(サイクルポート+ラック)で100億円、シェルター関連100億円、車止め80億円、補助手摺30億円、ダストボックス50億円、ウッドデッキ30億円(住宅用を除く)、グレーチング250億円でフェンスを含めて1000億円内外となる。
- 化粧ブロック等、コンクリート系EX
化粧ブロック全体の動きは、暦年で上期2%増、下期は横ばい基調となり、通年では1%内外の増となった模様。ブロック全体では、スタンダードを中心にして前半は2ケタ台の伸びを示したが、9月以降やや鈍化、通年では3~4%の伸びと予測される。化粧ブロック全体での暦年の市場は、約207億円と推定される。
- LIXIL中国・四国地区エクステリアコンテスト表彰式
LIXILは、12月18日、岡山市内のホテルで「LIXILエクステリアコンテスト2012」中国・四国支社表彰式を開催。中国・四国地区からは482作品が応募、銀賞1点、銅賞7点、入選21点の計29作品が受賞した。
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