2月28日 1318号ヘッドラインニュース
カーポート関連特集
- 台数4.9%増、金額5.3%増に
平成23年のカーポート出荷台数は、29万4900台で対前年比4.9%増となった。金額ベースでは317億8000万円で対前年比5.3%増となった。好調の要因は、背景に住宅着工数の復調があるが、徐々に取り換え比率も高まってきており、それらが単体から複数台数駐車タイプへと移行していることも大きい。また、積雪対応用も着実に増加してきている。
- 5700台で横バイ--片流れ屋根無し
片流れ屋根無しの総台数は5700台で、対前年比横ばいであった。金額でも、3億7000万円で0.1%増、ほぼ横ばいとなり下げ止まりを見せた。金額による構成比は1.2%、台数による構成比は1.9%と2%を割り込んだ。
- 15万6000台、金額137.3億円--片流れ樹脂屋根付
片流れ樹脂屋根付は、総台数15万6000台となり金額では137億3000万円。台数での分野比は52.9%、金額での分野比は43.2%であった。
- 台数13万6760台、金額172億3000万円--両支え
両支え樹脂屋根付の平成23年の総台数は、8万1100台で実質対前年比4.3%増となった。金額は105億4000万円で、台数分野比は27.5%、金額分野比は33.2%であった。両支え分野全体の総市場は、13万6760台となり、約46%。金額面では、折板屋根仕様56億3000万円、上吊り4億3000万円、北海道地場メーカー分を加えると172億3000万円で全体の54.2%となり片流れを抑えた。
- 折板屋根仕様4万8000台4.5%増
板屋根仕様は、北海道地場メーカー分を含めると4万8300台となり、4.5%増となった。道内地場メーカー分を除くと4万5800台で、3.2%増であった。金額面では64億9000万円で、分野別シェアは20.4%。
- 積雪対応各社強化で5万台規模へ
積雪対応商品は、50㎝相当片流れは、4000台で微減、50㎝相当両支えは、4900台で倍増、100㎝相当は3万3000台で15.4%増、150㎝相当は5100台で35.6%増となり、総計で4万7000台、これに北海道地場メーカーの数字を入れると4万9500台、約50000台市場となっている。全体の台数シェアは、16.8%。金額では20億弱ということになろう。
- カーポート・ガレージ市場は33億円--北海道
北海道のガレージ・カーポート市場は29億円(9.4%増)と3年ぶりに増加に転じた。内訳としてガレージ18.4億円(10.8%増)、鋼製カーポート8.6億円(11%増)、これにアルミ系カーポートの推計値約6億円をプラスすると約33億円市場となる。
- 総合分析
両支え時代へ突入か!!関連資材を念頭にさらなる進化へ/住宅堅調、価格安定へ/両支えへのシフト高まる/進化させることで拡大/LIXILがトップシェア/関連資材に注目する
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