6月28日 1291号ヘッドラインニュース
パブリックエクステリア特集
- 22年度総市場329.2億円、対前年度8.5%減
平成22年度の公共フェンスの市場は、対前年度8.5%減の329億2000万円となった。これで総市場は4年連続の下降となった。昨年の8月以降、集合住宅がやや持ち直し気味で推移したものの一戸建てほどの復調は見られず、民・官両面での低迷が続いた。また329億円は過去最低値で、14年前の543億円市場の60%に縮少している。ただ官庁物件の低迷に比べて民需パブリックの持ち直しが見られたことから一部のメーカーが昨年より3~4%業績をアップさせている。
- メッシュ151.6億円
メッシュ151.6億円、対前年度9%減/ネット100億円3.8%減/パイプ34億円10・3%減/防音目隠し43億円8%減
分野別では、スチールメッシュが150億円、ステンメッシュを合わせて151億6000万円で分野比は46%、ネットフェンスは100億円で同30.4%、パイプ系(格子デザイン)は、34億1000万円で10.4%、目隠し・防音は、43億円で13.1%となっている。
- 緑化フェンス、植生マット付で進化
公共フェンスの新商品は、セキュリティ機能強化、目隠しタイプ、そして時代を反映した緑化フェンス等が揃った。緑化フェンスは従来の単なるメッシュパネルから、一歩進み、植生マットとフェンスを一体化、なおかつメッシュにウェーブを施し、植物がより登りやすいスタイルへと進化している。
- 欲ばり造園参考書「和モダン庭園の手法」
須長一繁氏の著作「和モダン庭園の手法」が、このほど誠文堂新光社から発刊された。近年潮流となっている“和モダン”にスポットをあてて、近代の庭に見る「和モダン庭園」のデザインの流れを探った極めて特徴的な書籍として注目したい。
- 三協立山アルミ 2011エクステリアデザインコンテスト
三協立山アルミは、「2011・エクステリアデザインコンテスト」を開催している。応募対象者は、全国のエクステリア販工店で同社のエクステリア商品を効果的に取り入れた施工事例およびプランニング提案図面を5つの部門で募集する。今回は「E部門・プランニング部門」に一般応募枠を設け、建築を学ぶ学生など、若い視点からのエクステリアの可能性における提案を募集する。応募期間は7月31日まで。
- タカノ ガーデンファニチャー新製品
木製・人工ラタン、金属系に続くのはプラスチック系ファニチャー。オールプラスチックとプラスチックと金属の複合商品があり、金属のフレーム、脚との取り合わせで柔らかさと高質感の両面を表出できる。プラスチック材は、その強度、質感によって、ポリエチレン、ポリプロピレン(これら高分子加工物を総称してポリマー、テクノポリマーと言う)を採用する。
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