1月18日 1273号ヘッドラインニュース
- 平成22年市場30億円--オーニング
平成22年のオーニング総出荷金額は、酷暑の影響を受けて対前年比7.8%増の29億9500万円となった。とはいえ主力のロールオーニングは2%の増、他の分野は2ケタ台だが、垂直アームの窓用、プロップバー型、簡易スクリーン、コンサバ・ガーデンルーム対応なども順調に伸びを見せ、台数では4万4250台、対前年比9.8%増となった。業界あげての取り組み、PRが重要な時期にきている。
- 「エコの尖兵」を積極PR--日本オーニング協会
日本オーニング協会は、環境、ECOに対する官公庁、団体、業界へのPRを積極的に推進、エコポイントのアイテムとしてオーニングが指定商品となるべく働きかけを継続すると共に、既に強度面で一定の水準を満たしたロールオーニングに発行される推奨品に対する啓蒙を継続してゆく。また環境省の行った「21世紀環境共生型モデル住宅」に対するオーニングの価値を既に採用された石川県を突破口に、学識者と連携を深め粘り強いPRを行ってゆく。
- エクステリアでは独立型オーニングが主流に
エクステリア分野においては、独立タイプの普及が顕著で、その先鞭をつけてきたのは、タカノである。同社は「独立型オーニングシリーズ」の専用カタログを用意している。独立タイプは、躯体とのトラブルが回避できること、躯体を離れた任意の場所に設置できることなどが大きな魅力である。
- 4~12月計前年度比1.8%増と好転--公共エクステリア
全国エクステリア工業会による平成21年度公共エクステリアの出荷は175億7000万円で対前年度11%減であった。これは、マンションを代表とする民間物件が激減したのが要因。また折からの官需予算縮小の影響もあり厳しい結果となった。8月以降順調な回復を見せはじめ、9ヶ月で114億5000万円、対前年同期比約1.8%増となった。
- 回復基調も暦年で3%減--化粧ブロック等窯業系
化粧ブロックの平成22年の状況は、10月~12月の3ケ月間でようやく好転、対前年同月比3%の減少で約190億円となった。一戸建ての新設住宅が前年比増となりゆるやかな回復を見せはじめたのは一昨年の11月で、上半期(1月~6月)にはその影響が出ず、有力メーカーも下期後半でやっと追いついたといった状況となった。
- 床用・壁用タイル等大幅拡充--ニットー
ニットーは床用タイル7種(石材2種含む)、壁用タイル11種(石材2種含む)、計18種を一気にラインナップした。壁用タイルは充実しており、モダンから和風までシャープに、そしてスマートに演出できる。また、エコ製品ではアルミ枠のソーラータイル、そして階段専用の舗石で、蓄光セラミック(特許技術応用:実施契約締結)をラインで採用した「ルミナスウォーク」は、電気工事いらずで施工性も良い。
- トーシンCO.新商品
トーシンコーポレーションは、ポストでは、なめらかなカーブで立体を見せる「BASE」、従来の「kit」のパネルを曲線にカラーをモノトーンにした「kitpolo」、「FASUS」のパネルを曲線にしたラウンドタイプ等、サイン関連では、ガラスの「eddy」のデザイン追加、小花をモチーフにした「Flower of life」シリーズ、「BLAST」シリーズ、「クールスティックサイン」等、立水栓ではシンプルデザインのアルミ製「TACT」、照明では曲線パネル「NEW Moon」を揃えた。
- ファニチャーセット本格稼動--タカノ
タカノは、オーニング&パラソルの販売を進めるほど、併せてファニチャーの要望が少なからずあることを実感。自社でも大手事務機器メーカーのOEM、車椅子、テーブル等の福祉機器製作等を通じ、ファニチャーに馴染みのあったこともあり、オリジナルカタログ発刊に踏み切った。
- 全国EX工業会H22年11月出荷統計
全国エクステリア工業会の平成22年11月出荷統計は総計152億3900万円で対前年同月比9.9%増。その内、ガーデンエクステリアは110億7600万円で11.5%増、テラスは、27億300万円で7.6%増、パブリックエクステリアは14億6000万円で2.4%増であった。ガーデンエクステリアの内訳は、門扉23億4000万円3.6%増、フェンス41億1800万円で5.8%増、カーポート30億9300万円で25.2%増、ウッドデッキ他は15億2500万円で16.5%増。全ての分野で対前年同月を上回った。
- バードピア制度スタート
日本鳥類保護連盟は、自宅の庭など人と野鳥が共存できる空間を「バードピア」として登録制度を1月からスタートさせた。鳥をはじめとする身近な生き物が棲みよい生息環境を増やして、人と鳥たちとの共存・共生を進めながら、市民、とりわけ子どもたちに身近な生き物とのふれあいの体験を通して、その楽しさや自然を大切にし、共に暮らすことの大切さについて実感することをねらいとしている。
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