1月5日 1231号ヘッドラインニュース
- 21年度2ケタ減は覚悟で--新春記者座談会
昨年のエクステリア市場の動きは、年度初めの新設住宅着工数の減退が影響し、上半期の住宅系エクステリアは全国エクステリア工業会の出荷統計はでは、対前
年度比8.4%減、ブロック関連の動きも2ケタ(15%内外)減となり、誠に厳しい動きを見せた。購買欲が折りからの世界不況の影響下で大幅に減退してい
ることが見てとれ、一昨年の官制不況とは比べものにならない程の根深さを感じさせる。ここは、業界あげての外部空間の魅力、エクステリアの重要性をうった
えてゆく必要があろう。
- 門扉14.8%減、フェンス9.5%減
全国エクステリア工業会の出荷統計によると、上期の住宅用門扉・フェンスの市場は355億8000万円で、対前年同期比11.5%減となった。その内、門
扉は130億5600万円で前年同期比14.8%減、フェンスは225億2500万円で同9.5%減、新設住宅着工減が大きく影響を及ぼしており、どうに
も減少傾向に歯止めがかからない。
- コンクリート関連暦年で10%減
住宅着工減の影響をまともに受けているのが、化粧ブロック関連だが、インターロッキングブロックやカラー平板等の公共資材も苦戦している。住宅向け、化粧
ブロックの総市場は、平成20年度は推定で約220億円と見られるが、暦年で約10%減、21年度の数字では、12~3%減となり192~3億円まで落ち
込むものと予想される。
- 買替え需要の促進を--物置
物置市場の低迷傾向に歯止めがかからない。新築着工の減少や少子化の影響で、市場環境の先行きはあまり期待できないのが現状だ。今後、大量にストックされている物置の買替え需要が、どこまで促進されるかが、需要喚起の鍵を握っているのは間違いない。
- 厳しい市場環境続く--カーポート
昨年のカーポートの市況は、棟数及び金額ベースでも減少で推移。前年比で、一昨年の6%強のダウンより厳しい数字になりそうだ。こうしたカーポート離れに歯止めをかけるためにも、カースペースのエコ化を推進する必要がある。
- 一服感ひろがる市況--ポスト
ここ数年、順調に市場を拡大してきたポストも、新築着工減少の影響を受け、前年対比マイナス成長となった。他の製品同様に価格競争に突入するのか、それとも他の道を歩むことができるのか分岐点の年になる。
- 素材の多様化で参入メーカー増加--表札
表札業界もポスト同様に、ここ数年で数多くメーカーが参入。特に、ガラス素材が採用されて以来、その動きは顕著になった。
- 全国エクステリア工業会11月出荷統計
全国エクステリア工業会の平成21年11月出荷統計によると、総計で138億6900万円で対前年同月比6.7%減に留まった。ガーデンエクステリアは、
99億3000万円で、同6.1%減、テラスは、25億1300万円で、同4.6%減、パブリックエクステリアは、14億2600万円で、同5%減。ガー
デンエクステリアとテラスを合わせた住宅系エクステリアは、124億4300万円で、同5.8%減となった。
- 四国化成工業施工作品コンテスト
四国化成工業は、第16回施工作品コンテストをの審査結果を発表した。5つの部門に1266点の応募。その中から、シコク大賞、最優秀賞、優秀賞、全国入選の計64点が選ばれた。シコク大賞の栄冠に輝いたのは、景観部門に応募した寒川商業建築研究所。
- 小林徹氏「現代の名工」に
エコ・グリーン設計の小林徹社長が、日本建築ブロック・エクステリア工事業協会からの推薦で、厚生労働省から「卓越した技能者(現代の名工)」として認定され、11月10日、明治神宮記念館で表彰式が行われた。
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