2月24日 1442号ヘッドラインニュース
カーポート&ガレージ・人工芝特集
- 総台数43万3500台、前年比131%、金額583.5億円、28.2%増
積雪被害が取り替え需要を生み出し、秋口まで対応に追われた形のカーポート市場は、前年との暦年での比較(26年)は台数で43万3500台(前年比31.1%増)、金額では583億5000万円(同28.2%増)と雪害景気に沸いた。
- 片流れ屋根なし6250台
片流れ屋根無しの総台数は約6250台で実に10年ぶり(2004年以来)に上昇した。前年比33.3%増、金額は4億625万円でこちらも約33%増となった。ただ、分野比は数量で1.4%、金額では0.%7と昨年と同様の状況だ。
- 片流れ樹脂屋根付 22万5200台、金額193.7億円
片流れ樹脂屋根付の総出荷台数は、約22万5200台で対前年同期比35%増、金額では193億8000万円で45.2%の突出した伸びを見せた。金額ベースが伸びたのは偏に積雪50㎝相当商品が伸びたことによる。
- 両支え樹脂屋根12万7000台で39%増、金額206億円、37.3%増
両支えカーポートは、樹脂屋根、折板屋根、上吊りの3分野に分けられる。主力の樹脂屋根付は平成26年、12万7000台で対前年度比38.7%増となった。折板屋根仕様は、6万9200台で同12.2%増、上吊りは2490台で同34.6%減と唯一下降した。合わせて19万8600台で対前年比26.2%増となった。金額では、樹脂屋根付が約206億円となり、前年比37.3%増、折板仕様が167億5000万円で7.6%増。
- 折板屋根仕様6万9200台、12.3%増、金額で168億円
折板屋根仕様のカーポート市場は、北海道の地場メーカー分を除いて6万9200台となり、前年比12.3%増とこちらも順調に推移している。金額換算では、約168億円。積雪対応商品の分析では、片流れ50㎝対応商品が1万3240台と一気に上昇。また、両支えの50㎝対応は、1万1600台弱で21.6%増、両者で2万4800台、92%増。100㎝対応は、4万4400台で対前年比5.6%増。150㎝以上は1万2400台で14.5%増。
- ガレージ2万1500台で5%減
日本屋外収納ユニット工業会の統計による鋼製ガレージの出荷棟数は、平成26年度では5%程の減少となる見込。ガレージ採用の主要エリアである北海道でもほぼ横ばい基調。道内での市場は約24億円、本州での市場は52億円内外でトータル約76億円と下降した。
- 北海道事情--ガレージ・カーポート市場は42.6億円
北海道エリアの市場はガレージ市場24億円、スチール製カーポート約10億円、アルミ製カーポートは約8.5億円、総計42.6億円。対前年の横ばいもしくは微増基調となっている。
- 人工芝特集--進化する人工芝、付加価値をどうつける
景観系の人工芝は約13億円。昨年以来ルートに向かって本腰を入れてきた扱い業者も加わり市場は約13億円に膨らんだ。対前年比では各社平均すると120%程度の伸びを示している。だが中国からの輸入がメインの商材でもあり、すでに価格競争が始まっている。
- アメニクス販売店会総会
アメニクスは、2月20日、千曲市の上山田温泉、上山田ホテルにおいて「アメニクス販売店会総会」を開催した。“エクステリアの日の制定”の話題にふれ、アベノミクスによる景気の上昇の実態を実感させてもらえる年でありたいと希望を述べた後、新築だけにたよらず新しい市場創造を目指したいと挨拶。その後総会では、会計報告、事業報告の承認、予算案の事業計画の採択を経て終了した。役員改選も行われ、新会長に長野外建企画の羽生田益夫社長が選出された。
- 基調講演など勉強会--ガーデン考える会関西支部
ガーデンを考える会関西支部は、2月18日、大阪市内で、「園芸業界の活性化キーワード」をテーマに勉強会を開催、60人が参加。勉強会では、高田昇氏が、都市計画をとうして園芸全般のこれからのあるべき方向性を基調講演。続いて、パネルディスカッションが行なわれた。
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