11月25日 1432号ヘッドラインニュース
ウォーターシステム特集
- 水回りが生活環境をより豊かにする
平成25年度のウォーターシステム御三家(立水栓、自動灌水器、雨水貯留タンク)の市場は、43億4600万円で対前年度比4.3%増であった。立水栓が21億2000万円で10.5%増と順調であったものの、自動灌水、散水器は13億8000万円で2.9%増、雨水貯留タンクは8億4000万円で6.7%の減となった。伸びにバラつきがあったのは、①立水栓関係での開発、市場浸透②雨水については節減指向の減退(雨水貯留タンク)③PR不足(自動灌水)等がその要因と見られる。新市場に向けてガーデンシンクやプール、水景商品等、水回りへのトータル感が必要だと思われる。
- 化粧立水栓総需要45億円、化粧系21.2億円で10.5%増
平成25年度の化粧立水栓市場は、21億2000万円で対前年度比10.5%増となった。ウォーターシステム3分野の中で最も順調に推移している。コンクリート系、セラミック、プラスチック、金属(アルミ、ステンレス)とカバー材は多岐にわたっているため、供給企業は20数社と多く、そのデザイン、カラーも実に様々。外の世界に彩りを添えている。機能面では不凍栓、ダブル蛇口等も充実し、さらに付加価値の高い製品も登場し始めた。
- 灌水システム市場13.8億円2.9%増
自動潅水システムは、大規模農業からスポーツ施設、学校からプランターにいたるまで使用されており、市場算定はなかなか難しいが、住宅用としては13.8億円と推計、対前年比2.9%の伸びとなった。傾向としては、雨水貯留と灌水システムが一体化してきていること。ここ数年、緑のカーテンが普及したこともあって、需要が高まったのかもしれない。
- 雨水貯留タンク市場8.4億円6.7%減
「水循環基本法」の主な目的は、国内の水源地や周辺地域の乱開発を防ぐためであるが、水資源を適正に管理するため水循環政策本部が首相をトップとして設置された。いずれにしても水環境は今まで以上に関心を集めることになりそうだ。雨水貯留タンクは、平成25年度はまだこの影響を受けることは出来ず、雨水貯留タンクのエクステリアルート市場は、8.4億円で対前年比6.7%減となった。
- 郵便ポスト一体型宅配ポスト--コーアソニア
コーアソニアは、郵便ポスト一体型宅配ポスト「宅配ポスト1433」(意匠登録出願中)を発売した。特徴は①郵便ポスト一体型で省スペース②そのポスト専用の受領印で配達の証明ができる③受け取り側でダイヤルとカギで二重ロック④荷物を出せば自動で「受取可」の表示になる、ことなど。
- EXISLANDデザインコンテスト2014
エクシスは、11月11日、本社研修室で「エクシスランド デザインコンテスト2014」の結果発表並びに表彰式を開催した。古橋宜昌審査委員長より受賞作品の一つ一つに対するコメントと総評が行われた。今回は応募件数864点の中で31点が入賞。最優秀賞には、久留米市の田主丸緑地建設の作品が選ばれた。
- 三協アルミ社デザインコンテスト東北・北海道エリア表彰式
三協アルミ社は東北・北海道エリア「エクステリアデザインコンテスト表彰式」を11月17日、モントレ仙台で開催した。全国で3300作品の応募がある中、同エリアでは12作品が入賞。ブロンズデザイン賞に輝いたのはトータルコーディネート部門でグリーンケアとフリープレゼン部門で住友林業山形支店の2社。特別賞には三弘アーベストと住友林業緑化仙台営業所。
- 歩行者用補助手すりバリエーション増--三協アルミ社
三協アルミ社は、歩行者用補助手すり「テスリーフ」にバリエーション追加及び仕様の変更を行った。同社では、“バリアフリー新法”への対応を進め、学校、病院、公園等のパブリックスペースへ積極的な商品提案を行っていく。具体的には、①現行品の「Rエンド」に加え、「支柱エンド」「Uエンド」「壁向きエンド」を追加した②従来品は、高さ800㎜のみの設定であったが、2段手すりの標準の高さを850㎜に変更した③従来のトップレール納まりに2段両面レール、新たにフロントレール納まりを加え全7タイプとなった。
- ルシアス門扉電気錠付タイプ--YKK AP
YKK APは、非接触カード(シール)やスマートフォンなどで施解錠できる「ピタットkeyシステム」を搭載した「電気錠付ルシアス門扉」を12月1日より発売する。同システムは、同社の玄関ドア「スマートドア」で採用されているもので、新たに門扉との連動性を強化することで玄関まわりの利便性向上を図った。
- NEX定例総会と研修会
長野県エクステリア販工店会(NEX)は、11月19日、長野県上伊那郡箕輪町のみのわ温泉ながた荘において定例総会及び研修会を開催した。研修は、YKK AP、オンリーワンの今後の商品展開、新商品について紹介・説明、セミナーも行われ、熱心な質問等も飛びかった。会員の出席は11名、メーカー合わせて15名。
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