9月30日 1425号ヘッドラインニュース
- ライフスタイルエクステリア特集
- 総市場759.4億円、前年度比9.4%増
平成25年度のライフスタイルエクステリアの市場は、759億4000万円で前年度比9.4%増となった。消費税増税の駆け込みの余波がこの分野を後押しした模様だ。テラス・テラス囲いが345億円で構成比45.5%、次いで木製・木調デッキで191.5億円(構成比約25%)。伸び率では、ガーデンファニチャーが約37%増、最も低かったのはバルコニーで1.1%増であった。
- テラス・テラス囲い総市場345.2億円、6.6%増
平成25年度のテラス・テラス囲いの総市場は345億2000万円で前年度比6.6%増となった。テラスは251億2000万円で4.5%増、テラス囲い94億円で12.7%増とテラス囲いの増加が目立った。有力大手各社が6~7%平均的に増加した。テラス囲いについては、YKKグループの伸びが30%増前後と全体を牽引した。この分野は昨年とうって変わっての上昇で注目分野といえよう。
- ガーデンルーム・コンサバトリー44.5億円、7%増
全市場は44億5000万円で前年度比7%増。コンサバトリーは、2億円弱で横ばい。ガーデンルームは、LIXILが圧倒的な強さを持っておりシェアは70%、次いで三協アルミ社(19%)となっている。テラス系に続くライフスタイルの変化に迫る大型商品、ガーデンルームは、時代の要請といえる。
- ウッドデッキ人工木166億円約15%増
人工木市場は165億9000万円で対前年度比14.9%増、天然木は25億6000万円で8%増と両者とも好調に推移した。ウッドデッキ全体では、191億5000万円となり前年度比13.9%増となった。
- 天然の良さをアピール
天然木の住宅用デッキ市場は25億6000万円。前年度比8%増とこちらも好調であった。木製デッキ材は、国産の杉、桧から始まり、輸入材に移行、当初は、レッドシダー(米杉)であったが、その後、ハードウッドと言われる比重の重いものに移行、現在は、イペ、セランガンバツ、ウリン(ビリアン)等が中心となっている。
- バルコニー92.2億円、1.1%増
下降一方のバルコニーであったが、25年度は、92億2000万円、前年度比1.1%増で下げ止まった。ただ、これも増税の駆け込みの影響が出た感じだ。バルコニーは新築対応からリフォーム対応へのはっきりとした舵を切れるかどうかがポイントだ。メーカーのシェアも、LIXIL、YKKAP、三協アルミ社の順。
- 住宅用オーニング44.8億円
平成25年度の住宅用オーニングの市場は、44億8000万円で対前年度比13.7%増と好調であった。昨年度の16%増に引き続き連続しての上昇で近年の酷暑の影響、大手各社の品揃え等が背景にある。特に入手手頃な簡易型オーニング(アーム無し)が品揃えされたことが大きいものと見られる。
- ガーデンファニチャー41.2億円で37%アップ
ガーデンファニチャー市場は、約41億2000万円、前年度対比37%増加した。国産メーカーといえるのは、地方に点在する木製家具の延長商品だが、それらは全体の10~15%。大部分が輸入商品。輸入品市場でトップ争いは、タカショーとニチエス。
- 中京EX協会全体会議
中京エクステリア協会は、9月19日、名古屋ガーデンパレスで、会員・賛助会員が参加する全体会議を開催。第一部は講師によるセミナー、第二部はパネルディスカッション、第三部はメーカープレゼンテーション
- グランドフェア関西
産業とくらしのグランドフェア2014が、9月19日・20日、インテックス大阪で開催、1万人をこえる来場者があった。テーマは、「Challenge!Smart Power&Resillence!スマートで、強靭な「産業とくらし」を創造します。
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