6月26日 1332号ヘッドラインニュース
金属系パブリックエクステリア特集
- 総市場333.5億円、対前年度1.3%増
平成19年度以降4年連続で下がり続けた公共フェンスの市場は、23年度333億5000万円で対前年度比1.3%増と下げ止まった。公共フェンスは、都市型と地域型で求められる姿が幾分違うように思えるだけに、今一つ突っ込んだ開発も必要かも知れない。特に緑化を意識したものや、エコにつながる商品への対応が企業イメージをアップさせるはずだ。
- メッシュ152億円で0.3%の微増
平成23年度の分野別シェアは、メッシュ45.6%、ネット30.3%、目隠し・防音13.4%、パイプ、形材10.3%、その他0.4%となり、昨年と比べて大きな動きはなかった。素材別の状況は、スチールが306億7000万円でシェア92%、アルミ23億4000万円で7%、ステンレスが3億4000万円で1%となった。スチールパイプとアルミ形材との比較では、アルミ形材16億4000万円、スチールパイプ15億5000万円で51対49の比率となっている。
- 眠る2500億円市場--ゴミ箱、デッキ、サイクルポート等
金属系の公共エクステリア商品は、交通系の商品や休息系(ベンチ等)、照明関連を含めるとメーカー出荷価格で約2000億円と推定される。ただ、コンクリート系、木質系、石材等を含めると2500億円内外まで見込める。
- 青森で全国業者大会--日建協
日本建築ブロック・エクステリア工事業協会は、6月22日、青森市内のホテルで、本部支部長会議・本部理事会・第24回全国業者大会を開催。業者大会には全国20支部の正会員及び関係者138人が出席。参加支部数は、過去最高となり、本州最北の地から、“未来に誇れる安心を我等が築く、元気・本気・根気in青森”のテーマを体現するエネルギーがほとばしり、熱気あふれる大会となった。
- エクステリアCAD新バージョン--リック
リックは、エクステリア・造園設計専用3次元CADの最新バージョン「RIKCAD21 Ver.6」を6月6日より発売。、基本システムを全面更新し、スピードアップを図ったほか、100項目以上の機能の追加、改善を加えている。開発コンセプトは表現力、作図力、提案力をアップさせ、創造力を高めること。
- 仙台営業所新設移転--東洋工業
東洋工業は、昨年の東日本大震災により仙台営業所が被災、長らく仮事務所で営業を続けてきたが、この度、新事務所が完成し移転の運びとなった。新事務所は仙台港北インターチェンジから約3㎞の海側。6月11日から営業を開始している。スタッフ11名、敷地面積954坪。
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