9月27日 1301号ヘッドラインニュース
- リビングエクステリア特集
- 総市場652.5億円で横ばい
平成22年度のリビングエクステリア関連は、対前年度0.2%増の652億5000万円と下げ止まりを見せた。テラス、バルコニー、サンルームのウォール御三家に代わって、ガーデンルーム、ウッドデッキ(木調)、オーニングの新たなリビングエクステリアが台頭しつつあり、これにガーデンファニチャー関連が加わって、新たなリビング空間が形成されるものと期待される。
- 315.1億円で横ばい--テラス・テラス囲い
テラス・テラス囲いの総市場は、315億1000万円で対前年度比0.4%減、ほぼ横ばいであった。内訳けはテラス241億2000万円で同1.3%減、テラス囲いは73億9000万円で同2.6%増であった。テラス分野のシェアは両者で48.3%であり、リビングエクステリアでの堂々とした主役を維持していることに変わりはない。
- 総市場33.2億円、対前年度35.5%増--ガーデンルーム・コンサバトリー
ガーデンルーム・コンサバトリーは、33億2000万円で、対前年度35.5%と大きく伸びた。伸び率は、9分野中最高であった。この要因は、TOEXのPRや自然浴商品に対する積極的キャンペーンによるところが大きい。
- 総市場142.1億円、対前年度1.5%減--ウッドデッキ
ウッドデッキ市場は142億1000万円、対前年度1.5%減であった。その内、天然木は28億2000万円で15.1%の減、人工木(木粉入り樹脂製)は、113億9000万円で2.6%増となった。現状では80%が人工木となっている。
- 総市場96億円、対前年度5.9%減--バルコニー
バルコニー市場は、96億1000万円で、対前年度5.9%減となった。かつて700~800億円市場を有し、ウォール御三家の断トツ分野であったバルコニーも、住宅スタイルの変化によって、笠木付手摺、手摺に追いやられ、かつ低価格商品の持ち出し式が主流となったこと等からその市場は大きく縮小した。分野構成比は14.7%。
- 出荷額2.8億円、17.6%減--サンルーム
サンルームは、各社の総合カタログからも消え、販売さえしているのかどうかも解らない状況だ。総販売額は2億8000万円で前年度17.6%減という惨状だ。
- 住宅用31.5億円5.7%増--オーニング
住宅用オーニング市場は、一戸建て着工の復調と酷暑の影響を受けて、31億5000万円、対前年度5.7%増と再び活気を取り戻した。
- 市場31.7億円、2.9%増--ガーデンファニチャー
ガーデンファニチャーの市場は、31億7000万円で、対前年度2.9%増。この数字には、住宅、店舗、施設用が含まれている。用途別の市場は仲々解りにくいが、その内、住宅用(個人向け)は、25%内外と推定され、7~8億円規模と見られる。
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