6月29日 1251号ヘッドラインニュース
- パブリックエクステリア特集
- 総出荷額は、約360億円--公共フェンス
平成21年度の公共系エクステリア商品の状況は昨年に引き続き10%内外のダウンとなった模様で、公共フェンスについては民需系のマンション需要の減少が大きく響いた格好となった。総出荷額は、約360億円となり、対前年度比約11%減で予想通りの厳しさとなった。
- メッシュ大幅ダウン、シェア46.3%
分野別シェアは高い順に、メッシュ46.3%、ネット28.9%、目隠し・防音13.0%、パイプ10.6%、その他1.2%。その他とは、鋳物、ロートアイアン、パンチング、クリンプ、エキスパンド等。最もシェアを落としたのは、メッシュフェンスで、金額では、27億5000万円、対前年度比14.2%減となり、分野比は1.7%減少した。そのため、他の分野(その他を除いて)が全て、下降したのにもかかわらず、シェアは幾分上った。
- スチールが333億円、対前年度比11.3%減
素材別の動きについては、スチールが333億円で対前年度比11.3%減、アルミが約23億円で9.8%減、ステンレス3.8億円で横ばいとなり、大きな動きは見えなかった。パイプ系のアルミとスチールの差は昨年同様ほぼ同額であった。
- シェルター・駐輪、ゴミ収納庫で223億円
通路シェルターは、7%減の23億円、サイクルポートは8%減の110億円、サイクルラックは20%減の40億円、ゴミ収納庫は、10%減で50億円、合計223億円となった。この他、車・タイヤ止め関連、防護柵関連を含めても300億円強となり、公共フェンスが、いかに大きな市場を有しているかが解る。
- ガラスの質感を徹底追求--安芸グラス工芸
安芸グラス工芸は、クリアガラス(フュージングガラス)とLED照明を組み合わせた高級門札・表札9機種、キルンガラス、焼成ガラスにステンレスを組み合わせたシリーズ18機種、ドイツ特殊ガラスメーカーの素材を使用した三角柱ソリッドバー4機種、溶けたガラスの暖かさにステンレスの質感を加えたモダンタイプ3機種の合計34機種の新シリーズを登場させた。
- 全国建築コンクリートブロック工業会総会
全国建築コンクリートブロック工業会は、5月26日、東京千代田区のホテル聚楽において「第23回通常総会」を開催した。米澤会長は①既築塀の補強、建て替えなどの潜在需要の掘り起こしへの可能性②「ブロック造+外断熱工法」の普及推進により、ブロック建築拡大の可能性③技能士、関連技術者の育成の重要性を述べ、同工業会及び業界のさらなる発展に寄与してゆきたいと挨拶した。
- 異形棒鋼でガーデン演出--東海メタル
東海メタルは、異形棒鋼を採用したガーデン資材を販売。主に、庭空間を彩る緑や草花を支える商材として、ガーデンアーチ、ガーデンパーゴラ、トレリス、フェンス、ブロリス(壁面オーナメント)、フラワーラック等を商品化、独特の表情を作り出している。
- E-エコロジーソイル--ソーセキ
ソーセキは、第三の舗装材「E-エコロジーソイル」を発売した。 真砂土と呼ばれる加熱加工した自然土を使用しているため、自然に土壌へと還元される環境に優しい簡易舗装材。適度な透水性・保水性があり、散水のみでの施工を可能とした。
先週のヘッドラインニュース
今月のヘッドラインニュース